カテゴリ:フィールドワーク( 40 )

大瀧神社・岡太神社(福井県越前市武生)

今さらながら昨年いちばん行って良かったところを紹介したい。

福井県越前市武生にある大瀧神社・岡太神社。
ここの社殿がすごい。やばい。
重文だけどわたしの中では国宝級。

d0251867_2323353.jpg
社殿は天保14年の建立。紙の神様を祀る神社です。
いやー圧倒されて立ちつくしました。やばい。
いろいろな意味と感情と深淵さを込めて「やばい」と形容しているよ。

ぜひ大きい写真でじっくり見てほしいのでこちら↓のフォトセットもどうぞ。
130803 大瀧神社・岡太神社(福井県越前市武生) - a set on Flickr

まず目に付くのは重厚な屋根組。
破風が幾重にも重なり、龍がうねりながら空へ駆け上っていくみたいだ。

d0251867_23231099.jpg
横から見るとこんな感じ。

d0251867_23225130.jpg
そして随所に施された見事な彫刻。
このボリュームにこの細やかさよ。

d0251867_23224843.jpg
d0251867_23225748.jpg
側面は中国の画題。
迫力ある組物も素晴らしい。

d0251867_23225417.jpg

d0251867_23223210.jpg

正面から。

およそ1500年前に川上御前という姫がこの地域に紙漉きの技術を伝えて以来、現在も越前和紙が作られている。
川上御前を紙の神様として祀ったのが岡本神社で、その後川上御前を偲んで建てられたのが大瀧寺。
この2つの社寺が神仏分離令により統合され現在の神社の形になったそう。
地元の産業を守る神様として今日まで大事にされてきたんだろうなぁ。

d0251867_23222330.jpg

杉や背後の森を見ても歴史の深さが感じられる。

d0251867_2323625.jpg
d0251867_23221897.jpg

境内入り口。二の鳥居。

昨年は出雲と伊勢へも行ったんだけど、大瀧神社・岡太神社は期待してたよりも本当に凄かった。
こんな神社が福井の山里にあるっていうことにも驚いた。
ちょっとこれこの興奮伝わるかな。

11月下旬〜3月下旬頃までは雪除けが掛けられて彫刻がみえなくなってしまうのでご注意ください。
暖かくなったらぜひ見に行ってほしい。
わたしもまた行く。

旅行日:2013年8月3日

[PR]
by haruka9blog | 2014-02-13 23:38 | フィールドワーク

大秘殿とファンタジー館(愛知県蒲郡市)

蒲郡を再訪してきた。
初めて行ったときと同じように興奮したので忘れないうちにポストしておこう。

d0251867_2044334.jpg

温泉旅館が並ぶ蒲郡・三谷温泉にある大秘殿。
見るからに怪しいこちらのお寺では人工洞窟に入って十界めぐりの旅ができる。
以前も記事書いてる(延命山大聖寺大秘殿(愛知県蒲郡市))のでよかったらどうぞ。
初めて行ったときは暗いし狭いし超怖かったけど、今回は先に何があるかわかってるから一人でも大丈夫でした。
今回は動画撮ってみたよ。



この奇妙な建物はもともと愛知県初のプラネタリウムだったそう。
ところが観光でにぎわっていた当時、周りのキャバレーやストリップ劇場のほうに人気が集中したそうで昭和59年(1984年)に閉館。
そこに延命山大聖寺大秘殿が入ったという。
なるほどプラネタリウムのドームは頭に相輪をつければまんまストゥーパになりますしね。
しかも十界めぐりの最後は天界を表現してるわけだし、驚くほどプラネタリウムとお寺の親和性は高いのかも。ワオ。アメージング。

蒲郡には景勝地の竹島や天然温泉があって、それにくっつくように水族館や蒲郡ファンタジー館(閉館)、大秘殿、恋人の丘… とちょっと古びた観光スポットが固まってる。
これらはなんなんだろーと思ってたら昭和30年代のレジャーブームの残滓みたい。
街中をみてもそれくらいに建てられたであろう建物がちらほら。
かつては蒲郡弘法山観光ロープウェイがあって、現在の恋人の丘~大秘殿を結んでいた。大秘殿のあった場所は小さな遊園地で、プラネタリウムは遊園地の中にある施設だったようだ。なるほど。

帰りに受付のお母さんが缶ジュースをくれた。前回は帰りにお茶をいただいたのでそういうシステムらしい。
エロチックなものが多いですね、と言ったら、「そうじゃないのよ、全部チベットとかインドとか各地の仏様なの。」との回答。
その通りだけど、どう考えても意識してないわけないよな。

d0251867_20473578.jpg

3年前に閉館した蒲郡ファンタジー館はいい具合の廃墟になりかけてた。
館内の様子はこちらの記事で書いてます。(蒲郡ファンタジー館(愛知県蒲郡市))よかったらどうぞ。

d0251867_20475417.jpg

d0251867_2048081.jpg

d0251867_2048455.jpg

d0251867_20505585.jpg

外からお土産売り場やレストランを見て回ると、什器や商品がそのまま放置されてるし、たぶんファンタジー館の中もそのままっぽい。もったいないわー。
あ、でもよく見たら臨時休業とあるし、再開する可能性もゼロではなかったりして…。


旅行日:2013年9月8日
[PR]
by haruka9blog | 2013-09-09 21:08 | フィールドワーク

稲積水中鍾乳洞 -昭和タイムトリップ「ロマン座」編-(大分県豊後大野市)

d0251867_023716.jpg

鍾乳洞を抜けると現れたのはタイムトリップゲート!
いっけーー!!

d0251867_03294.jpg

d0251867_032265.jpg

d0251867_06513.jpg

おお!ほんとに昭和の町並みが再現されてる。

d0251867_035063.jpg

d0251867_042574.jpg

資料室は映画ポスターいっぱい。

d0251867_0440100.jpg

肌つやつやの寅さん。
あれ、この手描き看板見て思ったけど、もしかして館長は看板絵師だったんじゃないか?

d0251867_054788.jpg

さらに奥は駄菓子屋さんの再現。

d0251867_05054.jpg

サトちゃん。

d0251867_052077.jpg

ケロちゃんもいる。
と思ったらこれ売り物なんだ!
売れなくて値下げしてるのかと思ったら値上ってるし!!
145,000円也!ひぇ!

d0251867_072766.jpg

外に出て建物を振り返ってみると映画館風の作りになってた。
収集・展示への情熱を感じます。

参考サイト:稲積水中鍾乳洞
旅行日:2013年1月4日
[PR]
by haruka9blog | 2013-07-18 01:10 | フィールドワーク

稲積水中鍾乳洞 -鍾乳洞編-(大分県豊後大野市)

d0251867_055551.jpg

ようやく本題の鍾乳洞の中入るよー。

d0251867_062854.jpg

冬に行ったんだけど、鍾乳洞の中は湿度が高くて暖かく感じました。

d0251867_082247.jpg

しばらく進むと新生洞と水中洞に道が分かれます。
左手の新生洞から行くよ。

d0251867_0118100.jpg

こんな道を進んでいきます。

d0251867_0112354.jpg

天井を見上げた写真です。ぽこぽこ空いてる丸い穴は地下水の流れの渦に侵食されて作られたもの。つまりここは水中だったんですねー。

d0251867_0172645.jpg

新生洞の終点はかつて水に浸かっていた場所と浸かってなかった場所の境目が見られます。ところで謎の電飾が気になる。

d0251867_0185369.jpg

天井を見上げたところ。上のほうはトゲトゲしたツララ石だけど下のほうはスプーンでえぐられたような形になってますよね?水に浸かってなかった上部にはツララ石ができて、水中だった下部は水の流れに侵食されてこういう形になったんだって。

d0251867_02752100.jpg

最初の分岐点まで戻って水中洞へ。こちらは水中になってるところが多い。

d0251867_0334324.jpg

底なしとか言われるとゾゾっとします。

d0251867_0341119.jpg

鬼の口の中のよう。

d0251867_0343768.jpg

石筍とツララ石。

d0251867_035088.jpg

どろーんと溶けたようなヘリクタイト。

d0251867_039099.jpg

京大の観測装置。鍾乳石の成長に基づく鍾乳洞の成り立ちを解明しようという壮大な研究だそう。いま目に見えている部分でもまだ分からないことがたくさんあるってわくわくする。

d0251867_0424765.jpg

水中洞の終点。この先も現在調査中。この先はどんな景色が広がってるんだろうな。

d0251867_112525.jpg

さて出口ー。
と思ったら、この先にはさらなる不思議空間が広がっていたのです。
まだ続く。

参考サイト:稲積水中鍾乳洞
旅行日:2013年1月4日
[PR]
by haruka9blog | 2013-06-19 00:32 | フィールドワーク

車よけの文化人類学

d0251867_084492.jpg

しばらく車よけを撮り続けてるんだけど、ちょっと飽きてきた。というか変わった形の車よけ以外あまり反応しなくなっている自分に気づいて、まずいまずい!と気を取り直すことが多くなってきた。
ちょうど読み始めた『菊と刀』(文化人類学者ルース・ベネディクトによる日本文化の型についての研究)の中で今の状況に響いた部分がある。

”西欧諸国人の研究において、比較文化的研究の素養のない人間は、多くの行動領域を見のがしてしまう。そういう人はあまりにも多くの事柄を当然のこととしてきめてかかるので、日常生活の平凡な習慣のかずかずや、ありふれた事柄に関する一般に容認されている一切の判断を、調べないですましてしまう。しかもこれらの判断こそ、それが国民全体のスクリーンの上に大写しに映し出された時は、外交官が調印した条約よりも、その国民の将来に関係するところが大きいのである。”

日常普通のこと、平凡でありふれたことこそた大切。ありふれたものこそ注意深く向き合わなくちゃならない。って自分何しようとしてんだろ。ともかくこのフィールドワークは立派な文化人類学だ!と思った。
初めてやることだし観察対象がブレないように車よけ以外注目してなかったけど、この段階でほかのモチーフを追加していってもいいかもな。モチーフに対する新鮮な目線を失わないようにね。

参考サイト:京都のイケズな車よけ
[PR]
by haruka9blog | 2013-06-11 00:09 | フィールドワーク

「うまくならない写真ワークショップ」をひとりでやってみた。

d0251867_155443.jpg

今週から始めたブログ「京都のイケズな車よけ」は実はひとりワークショップの一環で始めたものです。
きっかけは『工場萌え』などの著作や「デイリーポータルZ」の作家として知られている大山顕さんの写真展とトークイベントに参加したときのこと。軽妙なトークに引き込まれてすっかり大山さんファンになってしまったのですが、そこで紹介されていた「うまくならない写真ワークショップ」というのが面白そうだったのでひとりでやってみることにしました。

ワークショップでは街を歩きながら一つのモチーフをひたすら撮っていくんだけど、ポイントは2点。
・好きなものを撮らない
・自分探し禁止

好きなものを撮らない、というのは好みを排除するため。自分探し禁止、というのは写真で自己表現しないため。このポイントを押さえて1、2時間撮る。
ワークショップ参加者の例として大山さんが見せてくれたのは、看板が飛ばないようにするための重しとか、路上の段差を解消するためのステップ板とかの写真。本当に普段見落としてる、というかわざわざ見ようとしていないものばかりだ。これなら誰だってできる。

わたしがモチーフに設定した「車よけ」は、前から少し気になっていたけど写真を撮るほどでもなかったモノで、この機会に取り上げてみた。で、実際ひとりワークショップやってみたら想像以上に面白くて奥深い。
やってるうちに謎の使命感が湧き出てくるんですよ。なにこれ。最初は近隣住民に不思議そうな目を向けられる度(わたし何やってんだろ…)とかちょっと思ってたけど、だんだんわたしが撮らなきゃ!アーカイブしなきゃ!という使命感に燃えて日没までやめられなくなってくる。別に好きじゃないのに。
一般住宅の車よけを探していたはずが、商店や銀行やデパートの車よけまで撮影してたり、ただぽつんと置いてあるブロックや植木を「車よけ」と認定していいか悩んだりもした。(この辺の「車よけ」の定義は撮りながらまだ悩んでる。)
普通に歩いているだけでも注目するポイントがあるから、同じ道でも今までとは違って見える。ここに車よけがあるのはここから道が狭くなって曲がっているからか、ここが坂になっているからか、と考えるのも楽しい。車よけを探して彷徨ってるうちにまた別の面白いものを見つけたり知らない場所があったりと発見も多い。また新たなモチーフを見つけることもできる。
あとこういうフィールドワークをするときにGPSロガーが必要な理由もよくわかったので、購入検討してるところ。

そうやって撮影した後は「サイトつくったらいい」という大山さんの言葉通り、Tumblrのブログサイト「京都のイケズな車よけ」を作りました。まだ公開して数日だけど、likeやreblogしてもらえてうれしい。一方、そんなに好きで始めたわけでもないので、(´-`).。oO(物好きがいるもんだな…)と他人事のように思いました。あはは。

モチーフを絞って写真を撮るのは初めてだったけど、実際にやってみて面白さが分かってきた。これみんなやったらいいのに超面白いよ。身近なモチーフをひたすら収集して並べてみると新しい発見がある。そんで集めたものや発見したことをネットで公開してみる。何かもっと面白い反応が起こるかもしれない。

試行錯誤しながらやってみた人と、やらずに知った気でいる人の間には大きな差があるからね。面白そう!と思ったらぜひやってみてね☆ わたしも満足するまで車よけを撮り続けます。

参考サイト:
OHYAMA Ken .com
京都のイケズな車よけ
[PR]
by haruka9blog | 2013-05-31 20:19 | フィールドワーク

稲積水中鍾乳洞 -昭和オモチャ編-(大分県豊後大野市)

d0251867_23335956.jpg

大分の稲積水中鍾乳洞、続いては昭和オモチャ館へ。
いや、ホタル資料館?鍾乳焼稲積窯?看板多すぎである。

d0251867_23382494.jpg

d0251867_23375332.jpg

これは…。

d0251867_23393842.jpg

d0251867_23401660.jpg

素晴らしい親父系珍スポットだ!展示物のこの脈絡の無さよ!

d0251867_23421751.jpg

郷土玩具とか。

d0251867_23425316.jpg

ウルトラマンに仮面ライダー。

d0251867_23411835.jpg

映画ポスターも昭和レトロの必須アイテム。

d0251867_23444096.jpg

手作りのお魚標本とか。

d0251867_2345929.jpg

自作絵も飾ってみちゃった。やたら上手い。

d0251867_23435098.jpg

施設周辺に生息しているホタルについての資料展示もちゃんとある。
稲積窯というのだけようわからんかった。焼物とか置いてたっけ。
同行者にせかされて次へ急ぐ。

参考サイト:稲積水中鍾乳洞
旅行日:2013年1月4日
[PR]
by haruka9blog | 2013-05-21 23:48 | フィールドワーク

稲積水中鍾乳洞 -仏像編-(大分県豊後大野市)

d0251867_22425522.jpg

大分を旅行中、看板を見かけて稲積水中鍾乳洞へ行ってきました。
大ボリューム大満足の素晴らしい珍スポットでしたので数回に分けてお届け。
今回は仏像編。

d0251867_22464423.jpg

金ぴかの阿吽像がお出迎えする「稲積水中鍾乳洞」と「稲積山観世寺」。
洞窟とお寺の組み合わせは珍スポ的に素敵な予感しかしませんね。

d0251867_22563365.jpg

d0251867_2257217.jpg

おみやげ屋さんの中から施設内へ向かいます。

d0251867_22594987.jpg

鍾乳洞へ行く前に、まずは金ぴか大観音像に手を合わせる。

d0251867_2382572.jpg

金ぴか七福神。

d0251867_239483.jpg

はしゃぐ神々。

d0251867_23251944.jpg

こっちは十二支の御守本尊。

d0251867_23271659.jpg

こんなかんじで十二体。

d0251867_2329563.jpg

菩薩は衆生をもれなく救います。もちろんペットも。
てことで、わんちゃん菩薩&にゃんちゃん菩薩。

d0251867_23415546.jpg

手足が力強い弘法大師像。

d0251867_23424943.jpg

尻尾が重たそうな龍。

まだまだ続くよ~。

参考サイト:稲積水中鍾乳洞
旅行日:2013年1月4日
[PR]
by haruka9blog | 2013-05-19 23:03 | フィールドワーク

吉原の入江(京都府舞鶴市)

d0251867_23294928.jpg

雑誌で小さく紹介されていた漁師町、吉原(よしはら)が気になって行ってみた。
最近気づいたけど、どうもわたしは川と建築の組み合わせが好きらしい。
川を境界線にして、こちらとあちらの街並みがはっきり違っていたりするとなお好み。
吉原はまさにそんな町でした。

d0251867_2339410.jpg

吉原(右岸)へ向かう橋の上から。ここから先の街の様子は他とまるきり違う。

d0251867_23401786.jpg

d0251867_23422991.jpg

d0251867_23424275.jpg

d0251867_23425061.jpg

川辺に住宅がみっちり。


地図を見てもこの差はわかりやすい。
右岸が吉原。左岸に比べて道が細く、住宅が隙間無く建っているのがわかる。

d0251867_23564354.jpg

道幅が狭く、曲がりくねっているのでこんな看板も。

d0251867_2349424.jpg

d0251867_011572.jpg

夕暮れ時に行ったのでやたらノスタルジック。

d0251867_2355876.jpg

d0251867_23552420.jpg

d0251867_23553630.jpg

自宅に船横付け。入江は庭の延長みたいなものかな。
良いわ。素敵や。

旅行日:2011年12月18日
[PR]
by haruka9blog | 2013-05-13 00:25 | フィールドワーク

『極限芸術~死刑囚の表現~』鞆の津ミュージアム(広島県福山市)

d0251867_0323832.jpg

話題の絵画展を観に鞆の浦へ行ってきました。
昨年オープンした鞆の津ミュージアムでは、アール・ブリュット、アウトサイダー・アートと呼ばれる、既存美術の外側にある表現にスポットを当てています。アウトサイダーアートと言うと障害者アートのイメージも強いけど、鞆の津ミュージアムは安全圏から飛び出して、毎回かなり攻めた企画展を開催しています。

現在は、死刑が確定・執行された死刑囚の絵画展『極限芸術~死刑囚の表現~』を開催中。開催前から各所で話題と批判を集めています。(フライヤー裏には、『来るなら来い!』と書いてあった。こんなオラオラ系の美術館を他に知らない。)
限られた空間の中で死刑執行を待つ、極限状態から生まれた表現。観る人に「人はなぜ表現するのか?」という疑問を付きつけます。

中央の美術館ではなかなかこんな企画できないんじゃないかな。キュレーターの櫛野さんの情熱と行動力がすごい。これだけの規模で作品が観れる機会はありませんから、ぜひ広島まで観に行ってください。

d0251867_0324568.jpg


今回は編集者の都築響一さんのトークイベントにも参加しました。社会のアウトサイドにいる人たちを多く取材している都築さんは、何かに閉じ込められている人の表現について話します。

空間に閉じ込められた人、自分の心の中に閉じ込められた人。彼らは自分の作品を世に出したいとか注目されたいなんて思っていない。じゃあ「なぜ作るのか」というと「作らずにいられないから」です。自身や作品が注目されることを嫌がる作者もいるけど、それでもキュレーターやジャーナリストは作品を発見して公開しなくちゃいけない。(意訳)

アウトサイダーアートといえば必ず名前の挙がるヘンリー・ダーガーは、絵と小説を描き始めてから60年以上、自ら公に作品を発表することはありませんでした。身寄りのないダーガーがアパートを去り、大家でデザイナーでもあるネイサン・ラーナーが部屋を片付け始めます。そのとき初めて膨大な作品が発見され世間にも紹介されたのです。ダーガーの作品と生涯に多くの人が衝撃を受けました。

社会に新たな視点と問いを与えることは、芸術の役割の一つです。

本展を通して、「なぜ観るのか」ということも考えてみたけど、それは「自分の価値観を揺さぶる新たな視点と問い」を求めずにいられないからかもしれない。心を揺さぶられる快感を求めて、鞆の津ミュージアムへはまた何度でも訪れるつもりです。

参考サイト:アール・ブリュット 鞆の津ミュージアム
旅行日:2013年4月21日
[PR]
by haruka9blog | 2013-04-27 19:02 | フィールドワーク


haruka9のフィールドワーク


by haruka9

画像一覧

検索

カテゴリ

フィールドワーク
ハンディワーク
ショップ
コレクション
お知らせ・雑記

タグ

記事ランキング

最新の記事

近況のご報告
at 2015-07-09 09:54
大瀧神社・岡太神社(福井県越..
at 2014-02-13 23:38
自然の造形美展-ウサギノネド..
at 2013-09-17 23:50
大秘殿とファンタジー館(愛知..
at 2013-09-09 21:08
稲積水中鍾乳洞 -昭和タイム..
at 2013-07-18 01:10

以前の記事

2015年 07月
2014年 02月
2013年 09月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2012年 12月
2012年 11月
2011年 08月
2011年 07月
2010年 12月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月

ブログパーツ

その他のジャンル

画像一覧