カテゴリ:フィールドワーク( 40 )

四谷シモン人形館「淡翁荘」(香川県坂出市)

東京の写真が半分ほど消失したため(;o;)東京を飛ばして坂出、松山篇。

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本州と四国をつなぐ瀬戸大橋のある坂出市へ行ってきました。
ここでの目的は、四谷シモン人形館「淡翁荘」。
開館日が火・木・土と限られているためなかなか行けないでいたのですが、ようやく都合が合って訪問しました。

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まず出迎えてくれるのは「ルネ・マグリットの男」。
1970年の大阪万博での展示に使用された作品。
ちなみにこの館は建物も作品も写真撮影バンバンOK!です。わーい。

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一階応接間。
淡翁荘はもともと鎌田醤油の迎賓館として昭和初期建てられた建物とのこと。
皇室の方がいらっしゃることもあったようで、館内には専用の玄関口がある。

四谷シモンと鎌田醤油の関係が疑問だったんだけど、もともと直接的な関係は無くて、大規模展覧会の後で行き場を失ったシモンドールたちを受け入れたい、と申し出たのが鎌田醤油だったらしい。
煌びやかな洋館とシモンドールのデカダンスな雰囲気がよくマッチしている。

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展示方法が変わっていて、扉や引き戸を開けた小さな空間の中に人形が収まっている。
博物館の標本なんかもそうだけど、静的な作品を「自分で開けて見る」という体験を通して見せることで、ずっとワクワクしたものになるよね。

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金庫の中の天使。ライティングが良い感じ。

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階段の上の天使。

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二階広間。

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少女。こんなに間近に見れるのが嬉しい。

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男の人形、少年、少女。

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床が寄木でできている。

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二階広間奥。天使が2人。

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「未来と過去のイヴ」
澁澤龍彦が名付け親。当時の原稿も展示されている。

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そしてなぜか森谷延雄の洋風書見木具が。
2010年の展覧会の折、その作品を見て甚く感激したので、こんなところでまた現物を見ることができて嬉しい。

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他にも大正~昭和初期頃の民藝風、洋風の椅子がある。
館全体の内装や什器、丁度品がとても素敵なのでお見逃しなく。

参考サイト:
「淡翁荘」四谷シモン人形館
夢みる家具 森谷延雄の世界展

旅行日:2012年9月22日
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by haruka9blog | 2012-11-04 00:22 | フィールドワーク

金魚の町の遊郭跡、洞泉寺町 その2(奈良県大和郡山市)

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洞泉寺町の奥にある源九郎稲荷神社も紹介しておきたい。
義経千本桜に出てくる源九郎狐を祭った神社。
由来をいろいろと教えていただいたのだけど、長くなっちゃうのでここでは割愛。

参考サイト:「とよの源九郎稲荷塾・絆」

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狐の絵馬がとってもかわいいのだ。

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白狐のお人形もかわいくて買ってしまった。

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春には桜の時期に合わせて、お祭りがあるそう。
その頃にまた行きます。

旅行日:2012年8月22日
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by haruka9blog | 2012-11-03 00:45 | フィールドワーク

金魚の町の遊郭跡、洞泉寺町 その1(奈良県大和郡山市)

昨年行ってきた大和郡山の遊郭跡ですがリベンジでもう一度行ってきました。
今回は保存活動がされている旧川本邸を中心とした洞泉寺町へ。
金魚大博覧会という展覧会と合わせて見学しました。

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ここから先が遊郭跡。

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路地へ入ってすぐのこの建物も遊郭だったらしい。
今は近所の子どもたちが集まる駄菓子屋さんです。
夏の暑い時分に行ったんだけど、「わたしが子どものころは高い建物が多くて陰になっていたから、夏でもこの辺に入るとひんやりしてたのよ」と駄菓子屋のおばちゃん談。

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右奥へ進むと目的の旧川本邸。

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洞泉寺町の遊郭は木造2、3階建の立派な建築が多いみたい。
上からしたまで連なる格子の垂直が堂々としている。
唐破風とか擬洋風みたいなのはこの辺にない。

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玄関。

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中庭。

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こういう気づき難いところの意匠が好きだ。

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この写真の真ん中あたりにあるべきはずの柱がない。
多分柱を抜いて視界を広く見せようとしたんだろうな。
島原の角屋がそんなんだった。

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こっちの写真をみるとそれがよくわかるかも。

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手洗い場には金魚が泳いでいる。

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お風呂場と金魚作品。

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二階広間。

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二階は広間の他、小さな個室がいくつか。
三階は見学できなかったけど、覗き見た感じでは同じような個室が並んでいるようだ。

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お隣の洞泉寺内から旧川本邸の外観。
ハートに抜かれた窓がかわいい。

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近くのお宅。

建物の内部を公開しているのは旧川本邸のみ。
地域の方も参加して保存活用プロジェクトがなされているようだ。
わたしも都合が合えば参加したい。

参考サイト:旧川本邸保存活用プロジェクト
旅行日:2012年8月22日
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by haruka9blog | 2012-11-03 00:12 | フィールドワーク

四天王寺の骨董市

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休日と大師会(毎月21日)がなかなか重ならず、
ほとんど1年ぶりに四天王寺の骨董市へ。

朝早くからわっくわくで出掛けたけど、大きなヒットはなくて
京都の市でも買えそうなものを買って帰ってきました;
雨が降ったのも残念><。

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買ったもの1:ガラスの注射器とピンセット。

ガラスの注射器は持ってるけど、
色ガラスがかわいいのでまた買ってみた。
ピンセットは先が極細のもの。
持ち手も使いやすそうだ。

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買ったもの2:活版印刷の活字入れ。

よくあるけど、今まで欲しいサイズのものがなかったので。
これは小さなアクセサリーや貝殻なんか入れると、
まるでおしゃれショップのようになります!!
わーお!
これはいくつかあっても重宝しそう。

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あとお昼ごはんに、市の中で売っているお赤飯を買ってみた。
その場で大きなせいろで蒸し上げてて、出来立てのあっつあつ!
塩味が利いてて美味しい!
結構大盛りなんだけど、朝食べてなかったので完食しました~(^^)

カレンダーみてみたら今年はあと2回、休日と大師会が重なりそうだ。
今度は面白いものがあることを期待して、またプチ遠征に行ってきますー。
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by haruka9blog | 2011-08-23 20:54 | フィールドワーク

千本ゑんま堂(京都府京都市)

蒸し暑い日が続きますが、涼しくなる話でも。

京都の千本通は、平安京の中心「朱雀大路」という大通りでした。
ところがこの平安京の中心が東に移っていくと、朱雀大路は西の辺境となり果てる。
やがてあの世とこの世の境と言われるようになったこの通りには、
飢饉や疫病による死者の遺体があふれていたそうな…。

そこでこの死者を弔うために建てられた卒塔婆が千本。
そこから「千本通」と名がついたと言われています…。

ちょっと怖い話から始まってみましたが、
大正時代には市電(路面電車)が走り
職人街「西陣」のメインストリートとして栄えた通り。
今でも昔ながらの雰囲気が残っていますよ。

そんな歴史ある千本通りはディーーープな場所がたくさんあるんです。

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行ってきたのは千本ゑんま堂。
なんと、冥府の閻魔法王を本尊に奉ったお寺です。

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このゑんま堂を起こしたのが小野篁(おののたかむら)。
優れた政治能力で朝廷に仕え、歌人としてもよく知られています。

ところがそれは昼の顔…。

夜になるとあの世に渡り閻魔庁に使えたという超奇怪な人物なのだ!

えんま様から、先祖をこの世に迎えて供養する「精霊迎え」の儀をさずかった小野篁が、
その根本道場として、えんま堂を建てたのがお寺の始まりだそうです。
精霊迎えは今でも京都のお盆行事で、えんま堂がいちばん賑わう時期になっています。

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隆々とした肉感に、こちらを威圧して見下ろす目!
近くで拝すると本当に迫力があります。
この燃えるような色の目には琥珀が使われているんだって!
琥珀好きなのでこういうエピソードにもまた興奮=3

こちらのえんま様は1488年に刻まれた2代目だそう。
初代のえんま様は京都を焼き尽くした応仁の乱で焼失。

(応仁の乱ため、京都で室町時代以前の建物等に出会えるのはごくわずか。
しかし戦火を免れ、洛中最古となったのお堂もまた、この千本通りにあるんだなー。)

えんま様というと怖いお顔のイメージですが、
この怒りの表情で、地獄の恐ろしさを伝え、
人間が間違った道へ行かないように諭しているんだとか…。


えんま様は「地獄」ではなく、「あの世とこの世の間」にいる裁判長。
私たちが死ぬとえんま様の元に行き、生前の行いをもとに
極楽行きか地獄行きかを裁かれることになります。

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こちらは裁判の検事役、司命尊。
その手に持つのは閻魔帳!
裁かれる私たちの行いすべてがここに記録されています。

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書記を担当するのは司録尊。

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ちなみに本堂には横の扉から入ります。
普通お寺さんの本堂というと、正面に入り口がありますが
ここはえんま様の裁判所。
裁かれる者は横から入るようにってことらしい。

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お堂の裏にはお地蔵さまがたくさん!
風葬の多かったこのあたりで出て来たものとのこと。
本地垂迹でえんま様の本地は地蔵菩薩とも言われています。

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さらに先を行くと紫式部の供養塔が…
なぜここに?

この供養塔は愛欲を描き地獄行きとなった紫式部を
成仏させるために建てられた、と伝わっているそう。
千年後まで名を残す文才の持ち主でも、地獄に落ちるんですね…。

さて、そのときわたしはどう裁かれるかしらん。


旅行日:2011年7月27日
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by haruka9blog | 2011-08-08 02:18 | フィールドワーク

大和郡山の旅 -金魚篇-(奈良県大和郡山市)

遊郭篇に引き続き、大和郡山の話。

大和郡山を地図で見てみると…



水色の四角がたくさんありますね。
さて、これは一体何でしょう?

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正体はこちら。金魚の養殖場です。
この辺は見渡す限り養殖用の池でいっぱい。

大和郡山は金魚の産地として有名な町。
もとは江戸時代に盛んだった武士の副業です。
毎年、全国金魚すくい選手権大会も行われている。
当然ながら、町の中には金魚モチーフのものがたくさん。

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養殖池の間をすり抜けるようにして目的地へ。
池をつなぐ水路には逃げ出した金魚が結構いて、
ご近所さんと思われる親子連れが網を持ってすくってた。
ここだったら金魚すくい放題だねー。

さて今度はやまと錦魚園さんが運営している郡山金魚資料館に到着。
祭りの時期が目前だからか、お店の人は忙しそうだったのでひとりで見て回ることに。

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外の広い池は、金魚すくいなんかでよく見る小赤が養殖されていて、
高級な種類の子らは柵のかかった池でちゃんと管理されている。

日よけのついたプールで泳ぐこの子たちは多分1匹数百円~千円くらいかな。

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資料館として金魚にまつわるものの展示もある。

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昔の金魚の飼い方読本とか、金魚のホルマリン漬けとか、ブリキの金魚とか。。
なんでタカがいるのかは…わからない。
さらにこんなものまであった。

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「金魚観賞魚籃観音像」という名のコンクリ仏。
金魚をはじめ、愛玩用小動物慰霊のため、とのこと。
両脇に侍しているのは狛犬ならぬ狛金魚か。

うちは父が犬猫だめだったので、子どもの頃に小赤なんかよく飼っていました。
わたしの世話不足で彼らはすぐに死んでしまったこともあり、
ここでありがとうとごめんねを言って帰ります。

ここでタイムアップ。
近くにいたおっちゃんに駅までの道を教えてもらう。
言われた通り細い小道を歩いていたら、すぐにもといた遊郭跡まで着いてしまった。

そういえば遊女は、鉢の中で大きな尾びれを振りながら泳ぐ金魚によく例えられる。
郡山の遊女たちも金魚を飼って自分の境涯と重ね合わせることが
あったりなかったりしたかもしれない。


訪問日:2011年6月26日
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by haruka9blog | 2011-07-24 23:25 | フィールドワーク

大和郡山の旅 -遊郭篇-(奈良県大和郡山市)

友人と会うのに、12時に法隆寺駅で待ち合わせ。
12時やったら午前中ひとりで遊べるやんけ!
きっぷ代分奈良を楽しまねば!

ということで前々から興味のあった大和郡山に行ってきました。
目的地に向かうべく、近鉄郡山を南へ下る。

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「チョットバー」に「たこやきポエポエ」。
ネーミングセンスが光る飲み屋が並び、目的地への期待は高まる。

しばらくさまよいながら、なんとか目的の建物を発見。

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行ってきたのは赤線跡の東岡町。
この辺のちょっと変わった建物は遊郭建築です。
ほとんどは普通の住宅に変わっていますが、
宿屋やスナックになったりしているところも多く
比較的新しい看板が目立つように見えました。

こんな一見普通の住宅でも

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ピンク色の「旅館」の看板がでてたり、

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ラウンジだったりする。

そんなのを探しながらぶらぶらしてたけど、
おぉこれは!という建物が、期待してたより少ないような…

帰ってきて分かったけど、近くにもうひとつある赤線跡、
洞泉寺町を準備不足のために見落としていた;
こちらには、現在保存活動が進められている旧川本邸などがある。
これまた悔しいので後日再訪予定。

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開いてなかったけどこんなお店も発見。
新古美術のうぶ出し屋さん。
食べログ/うぶ出し屋 ほうき (鳳禧)
喫茶のコーヒー200円とかわらびもち150円とかいう
値の付け方が、京都でよく通っている店に似ていて好印象(笑。
ぜひ次の機会にお邪魔したい。


訪問日:2011年6月26日
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by haruka9blog | 2011-07-24 22:38 | フィールドワーク

星ヶ見公園(岐阜県中津川市)

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昨日は18きっぷで岐阜県中津川市に行ってきました。
中津川で何が見たかったかというと、巨石群がある星ヶ見公園です。
これにはちょっとした勘違いがあったのですがそれは後ほど。

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星ヶ見公園に向かう前にさっそく巨大な陰陽石がお出迎えしてくれましたよ。

結晶鉱物も好きですが、巨石・奇岩・磐座(イワクラ)も好きでして。
駅からひと山越えた所で、バスも通っていないという
めちゃくちゃ不便な場所にある公園ですが、巨石目指して乗り越えました。

Googleでルート検索した道を進んだら、えげつない急斜面でほんとめげそうだった。
でも坂を上がりきったところで見えた中央アルプスが、すごーく綺麗で疲れもぶっ飛んだ。

そんなこんなありながらも到着。
こちらが公園の名前にもなっている星ヶ見岩です。

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近くに寄ってもかなり大きい。

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星ヶ見岩は巨大な花崗岩が重なり合って出来た岩山。
奥には、岩の割れ目が長い時間をかけてずれてできあがった石室があります。

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石室から空を見上げたところ。
この三角形の隙間から北斗七星が見えるらしく、妙見菩薩が祀られていました。

そしてこの公園内で一番見たかったのがこちらの岩です。

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舟岩。
名前の通り舟の形をした岩です。
写真に上手く収められませんでしたが、大舟と小舟の二艘の舟岩が並んでいます。
押せばずり落ちそうなのに落ちないんですねー。

んんー???だけどわたしが期待していたフナ岩となんか違うぞ…。
疑問を抱きつつもとりあえず下山。

名物の栗きんとんをお土産に買って帰宅しました。
栗の味が濃厚でとっても美味!

さて帰宅後にググって舟岩で感じた疑問が分かった!
わたしが見たかったのは鮒岩。
漢字は違っても読みは同じ"フナイワ"な上、同じ中津川市内にある巨石だったので勘違いしたようです。
うぅ…確かに楽しんできたけどなんか悔しい…。
という訳でまたいつか、中津川リベンジします。
待ってろ鮒岩!

※星ヶ見公園で検索される方が多いので記事タイトル変更しました。


旅行日:2010年12月12日
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by haruka9blog | 2010-12-13 23:17 | フィールドワーク

赤線跡探訪「橋本遊郭」(京都府八幡市)

行楽日和だったのでちょっと八幡市をぶらついてきました。
飛行神社と石清水八幡宮へも行って来たんだけど、
今日はもう橋本遊郭がいちばん強烈でした。
写真補正何もしてないけど興奮が冷めないうちに書いておく。

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これまで訪れた遊郭・赤線跡は
島原、中書島、住吉大社、あと飛田をちょこっと覗き見したくらい。
飛田は今でもそういう商売をやってらっしゃるので足を踏み入れたことはありませんが
他は現在ほとんど住宅地になっています。
わずかに残るそれっぽい場所、それっぽい建物を探し歩いていました。

ところが橋本は、保存などの指定がされていないにも関わらず
多くの建物が当時の趣そのままに残っているんです。びっくりした。

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すごいなーと呟きながらきょろきょろしていたら、
「遊郭見に来たの?ここの建物もそのうちなくなってしまうから撮っておいてー。」
とおじさんに声をかけられました。
ひとりで行動していると地元の方に結構話しかけてもらえるのが本当にありがたい。
今日はよく話しかけられて橋本についていろいろ教えてもらえました。

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こちらは対岸の山崎から渡し船があった頃の船着き場。
橋本遊郭の北端になります。
現在は大きな堤防に阻まれて向こう岸は見えませんが…

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堤防を登ると天王山が望めます。
(サントリーの山崎蒸留所が見える!)

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続いてこちらは南端。
石の柱は橋本遊郭のネオン看板の跡なのだそう。
歩いて測ったところ南北400mくらい。かつては夜の街でした。

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南端にある橋本湯は遊女たちも通ったという銭湯。
入る予定がなかったので中は撮ってませんが、
中にもいろいろ面白いものがありそうな雰囲気でした。
これから旅荷物にお風呂セットは必須ですね。

ここで出会ったおじさんから、
橋本で働いていた女性はほとんどが九州から身売りされた子だった、と聞きました。
もしかしたら同郷の遊女もここにはいたのかもしれません。


旅行日:2010年10月06日
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by haruka9blog | 2010-10-06 22:57 | フィールドワーク

古の奇景 白浜(和歌山県白浜町)

南紀白浜といえば、美しい海や温泉が人気の観光地です。
まだ観光客も多くない春に、おいしい海の幸と珍スポットを探しに行ってきました。

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白浜の海岸沿いは地学的におもしろい名勝地がたくさんあります。
こちらは三段壁。南北2kmに渡るという断崖です。
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ここから身を投げる人も多いそうで。たまたま黄砂の多い日で遠くが霞んで見えますが、
それもまたこの風景に恐怖感と物悲しさを加えています。
崖はかなり端っこまで近づけるので、ヒヤっと涼しい体験ができますよ。

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三段壁から地下へ36m。
三段壁洞窟は、源平合戦で活躍した熊野水軍の隠し洞窟と言われる断層洞窟です。
入場料は高めですがおすすめ。
洞窟内で勢いよく砕け散る波は大迫力。
また、違う角度から白浜の景観をみることもできます。

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千畳敷は第3紀層の砂岩からできた大岩盤。
波風に浸食されてできた不思議な地形や美しい地層は見飽きません。

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海の幸もつまみつつ、次の目的地へ。
白浜は駅や目的地までちょっと遠い場合もあるので、バスを上手く利用した方が良いです。

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ここからが楽しみにしていた白浜美術館と阪田神社です。
美術館と神社は同じ敷地内にあって、共通の入場料を払います。

白浜は温泉が有名ですが温泉地といえば…そうですね秘宝館ですね。
館内撮影禁止のため写真はありませんが、白浜美術館はヒンドゥー教や
チベット仏教の秘仏がてんこ盛りの秘宝館的内容になっています。
男神女神結合像がたくさんあって、おもしろいのは結合部が良く見えるように
ライティングしてあったり、虫眼鏡で拡大して覗きこめるようになっていたりするんです。
おかげでしっかり観察することができました。

白浜美術館の奥へ進むと阪田神社へ出ます。お察しの通りご神体は…

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ちょっと分かりにくいかもしれませんが、左側に男性器、右側に女性器が彫りこまれた岩がご神体です。
女性器の穴からはお賽銭があふれそうになっていて、無駄に想像力を働かせてしまいます。

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階段を降りた先のお社の中にはいろんな形や大きさの男性器が安置してあります。
立派立派。

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ちょっとふざけた見方をしてしまいますが、実はこの阪田神社は
1300年以上年前の古代祭祀跡が見つかったという歴史ある祭祀場なんです。
岩山に生命の根源を掲げ、その下で祈りをささげたのでしょうか。
いまではすっかり観光地ですが、古代では神聖な場所だったんですね。
ちなみに写真左手の狛ちゃんにはおちんちんがついているよ。

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お土産屋さんまでしっかり面白くて、性器に関するグッズや御守、絵馬などを販売しています。
販売のお姉さん方が慣れた様子で平然と商品の説明をするのがおかしかった(笑。

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出口前にはおさすりして夫婦円満の撫で石。
男性は女性器を、女性は男性器をおさすりして祈願しましょう。
わたしも未来の旦那様に早く出会えるように撫でまわしてきました。

最後に円月島の夕日を拝んで帰ります。
島の中央に開いた丸い穴に沈む夕日を見ることができるんです。

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……あれ?これってもしかして。
陰の穴に陽が入っていくなんて、もろに性信仰と繋がらないか?
阪田神社を参拝した後で、そうとしか思えない。

円月島に限らず他の特徴的な地形や豊かな海にも、この地の人は神々を見出したはず。
そういう土壌に生まれた信仰だったんだろうなぁ。しみじみ。
なんだか思いがけず原始宗教の一端にふれた気がした旅でした。

旅行日:2010年3月21日
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by haruka9blog | 2010-06-26 22:04 | フィールドワーク


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